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エリック・サティとその時代展 [アート]

サティ.jpgこの間見た 異端の作曲家エリック・サティとその時代展@Bunkamuraザ・ミュージアム、これはよかったです。エリック・サティ(1866-1925)の曲は今聞いても古くないんですよね。一番気に入ったのはエリック・サティ作曲 シャルル・マルタン挿絵の「スポーツと気晴らし」の映像。挿絵、お話があって作曲されていて、素人にも曲のイメージがよく入ってきました。また、台本ジャン・コクトー 音楽エリック・サティ 舞台監督パブロ・ピカソのバレエ、リュス「パラード」の再現映像が面白かったです。会場にはサティの音楽がながれていて、音楽を聴きながら鑑賞できるし、難しい楽譜やフランス語が分からなくても大丈夫でした。彼はパリ音楽院が退屈で退学、モンマルトルのシャンソン酒場でピアノ弾きに。その後一念発起してスコラ・カントルムに入学、卒業。苦労をしている面白い人です。でもこの間見たテレビだと彼はドビュッシーに助けられたんだなあと思います。それにしてもここには書ききれないほどビッグないろんな芸術家に影響を与え、影響を受けたんだなあと思いました。

ターナー.jpg「ターナー光に愛を求めて」はこの間見た映画です。数々の賞にノミネートされてカンヌでは最優秀男優賞などを取っているので見にいきました。予備知識なく、ターナー展のイメージだけを持っていた私は、このターナー(ティモシー・スポール)、イケメンじゃないし、不器用な生き方に衝撃を受けました。(肖像画はイケメンだったし。)長編映画なので、ちょっと疲れていたので眠かったところもあったけれど、でもイギリスならではの皮肉とか(ジョン・ラスキンとの会話は面白かった。)雄大な景色がよかったと思います。
生涯独身だったようだけれど女性関係は複雑。父親はターナーが画家として生きていくのをほんとに応援してくれていたんだなとわかりました。若くから評価されパトロンもいて自由奔放。でも年老いてもなお画家として生きる姿がよく描かれていました。私の好きだと思ったちょっと抽象的な絵はこの時代には早すぎて評価されなかったみたい。ちなみにターナーは1775~1851に生きたイギリスロマン主義の画家です。

わん.jpgワンの横顔アップです。
あしあと(94) 
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着想のマエストロ 乾山見参! [アート]

ポスター.jpgこの間行った 着想のマエストロ 乾山見参!@サントリー美術館の記録です。井伊直弼の作品があるよーと聞いて行ってきたのだけれど、確かにありました。茶人でもあったのですね。彦根城美術館の所蔵のようですが、楽焼橘型向付(19世紀)家紋の橘の器おおらかな印象を受けました。緒方流陶術秘法書などもありました。彼は同じ時代にはいないのだけれども乾山の系譜でもあったのですね。
さて、尾形乾山(1663ー1743)は兄が尾形光琳で、作陶は野々村仁清に学び京都の鳴滝泉谷に窯を築いて陶工として活動をはじめます。京の乾の方向にあるから乾山としたとのこと。文様と器体が一体化していてアーティスティックな作風。まさに着想のマエストロでろいろな作品があります。養子の二代猪八も活動しますがそこで系譜は途絶えてしまいます。しかし、没後酒井抱一が光琳顕彰活動で乾山は緒方流のひとりとして琳派のなかに位置付けられます。
ポスターは色絵桔梗文盃台(底面)尾形乾山 18世紀 サントリー美術館

色絵定家詠十二ヶ月和歌花鳥図角皿(1702).jpg色絵定家詠十二ヶ月和歌花鳥図角皿  乾山 (1702
) MOA美術館
よかったです。狩野派の絵をかいたようですが、斬新ですね。裏に和歌が読んであります。


色絵春草文汁注.jpg色絵春草文汁次 乾山 18世紀  サントリー美術館 私が気に入りました。あと乾山の色絵竜田川図向付 18世紀もすごくよかった。
そのほか、尾形光琳との合作とかもあって、本当に充実していました。

 わん.JPGわん、この子は寝ると平べったくなります。それにしても毎日暑い。今夜からは東京でも台風の影響がでてくるのかな。

あしあと(100) 
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ワシントンナショナルギャラリー展 [アート]

猫を抱く女性.jpgワシントンナショナルギャラリー展@三菱一号館美術館に行ってきました。小品が多かったのですがなかなかよかったです。ポスターは猫を抱く女性 ピエール=オーギュスト・ルノワール 1875 素敵な絵です。


バターの塊.jpgまず、インパクトに残った作品から。
バターの塊 アントワーヌヴォロン1875・1885 バターの塊を絵にするという発想に脱帽です。

タマ、日本犬.jpgタマ、日本犬 エドゥアール・マネ 1875 日本犬じゃないな~とつっこんでみる(笑)

ポール=マルリーの洪水.jpgポール=マルリーの洪水 アルフレッドシスレー  1872 

初めの部屋はシスレーとピサロがおおくあったのですが、すごく良かったです。

ルーヴシエンヌ.jpgルーヴシエンヌの花咲く果樹園 カミーユピサロ 1872

競馬のレース.jpg競馬のレース エドゥアール・マネ 1975 臨場感あふれています。

他にもボナールやヴェイヤールがたくさんあったり。ルドンの風景画とかロートレックの油彩とかこの作家こんな作品も描くのかあと思ったものもいくつかあって楽しかったです。


あしあと(80) 
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ブリヂストン美術館 [アート]

poster.jpgブリヂストン美術館は今回の常設展を最後に5月18日から新築工事のためしばらく閉館になるのです。ここには思い入れのある作品がたくさんあって、行くとほっとする場所でした。なので最後に、(もう一回ぐらい行くかもしれないけれど)いってみた。ポスターになっているセザンヌのサント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール 1904-06 みたいな印象派もすきだけれど、ここにある抽象絵画がすきでした。しばし余韻にひたりました。ザオ・ウーキー 07.06.85 1085年  がやっぱりいい。

さくらそう.jpgさて、うちの庭。これは自生しているニホンサクラソウです。

クレマチス.jpgクレマチスさいてくれました。

つばき (2).jpg乙女椿もきれいです

つばき.jpgこっちも椿。写真ではきれいに出ないけれど色がきれいなのです。

ぼけ.jpgそして木瓜。

boku.jpgボクのみずをのんでいるところ。一気に半分くらいは飲みます。
あしあと(95) 
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ルーブル美術館展 [アート]

ルーブル.jpgルーブル美術館展@国立新美術館へ行ってきた記録です。フェルメールの「天文学者」(1668)はやっぱり見ておきたいなあと。フェルメールの作品って小さいのですよね、もっと長ーく見ていたかったと思いつつ、流れに乗ってみてきました。ほかの作品は風俗画ということで、あまりピンとはこなかったのですが、いろいろな作品がありました。リュバンボーシャンのチェス盤のある静物(17世紀前半)はちょっと好きだったかな。アンニーバレ・カラッチの狩り(1585-88)も面白いとおもったし、ほかにもいろいろあったけど。ヘリット・ファン・ホントホルストの抜歯屋(1627)とニコラ・レニエの女占い師(1626)という作品、両方とも後ろに盗人がいて笑えました。ティツィアーノの鏡の前の女(1515頃)はきれいな女性像でした。

庭.jpg庭です。手前がローダンセマム、そして花かんざし、奥にマーガレットとブルーデイジー、プリムラのなんだったかな。

わすれなぐさ.jpgわすれなぐさもきれいです。

すいせん.jpg水仙も黄色が映えます。

ラナンキュラス.jpgラナンキュラス。ミルフィーユみたいな花が好き。

ぼく.jpgボクです。お外を見ているのです。この子は朝も夜も1時間以上歩きます。万歩計をつけると何歩になるんだろ?笑
あしあと(99) 
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川瀬巴水展 -郷愁の日本風景- [アート]

hasui.jpg川瀬巴水展 -郷愁の日本風景-@日本橋高島屋に行った記録です。版画家川瀬巴水(1883-1957)生誕130年の回顧展でした。混んでいました。昭和の広重とも呼ばれているそうです。全国各地が作品になっていますが、やはり自分の知っている場所がおもしろかったです。
日本橋(夜明け)1940年
 
zoujyouji.jpg芝増上寺 1925年 川瀬巴水についてのブログをいくつか去年拝見しました。特にこの作品を去年ブログに乗せていた方がいて、ぜひ川瀬巴水の展覧会をみたいとおもったのでした。
川瀬巴水は関東大震災で被災して増上寺にいたことがあったのですね。

神田明神.jpg神田明神 昭和5年 
昭和の初期にはこんなだったのかあとびっくりしました。

akabane.jpg荒川の月(赤羽)1929年
赤羽もこんなだったのかあ。


hiraizumi.jpg平泉金色堂 1957年 絶筆 自らの姿が描いてあってジーンときました。


雪、あかり、人(時々自画像)、水の表現、空の色、どれもすてきでした。川瀬巴水のスケッチそして、彫師、刷師、皆素晴らしい表現力だと思いました。関東大震災や第二次世界大戦で版木があまりのこってないらしいですね。残念です。

DVC00235.jpg昼間、陽だまりでぐっすり寝ているワンです。


あしあと(96) 
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オルセー美術館展 [アート]

bannsho.jpgもう終わるのだけれど、前に行ってきたオルセー美術館展@国立新美術館です。マネ、モネ、セザンヌ、ルノワール、ドガ、など印象派、ミレー、クールベ、コローなどのレアリズム、カバネルなどのアカデミズム、有名な作品がいっぱいありました。中でも印象に残ったのはミレーの晩鐘 1857-59 場所はバルビゾン、教会の鐘の音を聞いてジャガイモ畑で農民の夫婦が祈りをささげているところ。ミレーは信心深かった祖母の影響をうけていたそうで、彼の気持ちが反映されているようです。教科書かなんかで見たことあるけれど心うたれました。

fue.jpgマネ 笛を吹く少年 1866 です。従来の描き方とは違い、平面的な塗り方など浮世絵の影響をうけたとも。この作品の前にはたくさんの人が集まっていました。マネは晩年に小さな作品を描いていて、アスパラガス 1880、ガラスの花瓶の花 1882なども、こんな作品描いていたのかという感じでした。

kasasagi.jpgモネの かささぎ 1868-69です。雪の積もった一面に、ちいさなかささぎ。すてきでした。
あと、モネ 草上の昼食 1865-66 はひときわ大きな作品で 日本初公開ということでした。モネは睡蓮だけじゃないなあと思いました。

boku.jpgうちのボクです。すっかりすずしく(さむく?)なってきて、でも暖房入れてなかったので足をしまって寝ています。食欲も戻りました~。


あしあと(67) 
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ヴァロットン展ー冷たい炎の画家 [アート]

image.jpgさて、ヴァロットン展@三菱一号館美術館をみにいった記録です。日本初の回顧展だそうです。ヴァロットン(1865-1925)はスイス生まれでフランスで活躍した画家です。ナビ派にはいるようです。まずやはり印象的なのがポスターにもなっているこのボール 1899という作品でした。一見かわいいのですが、なんかミステリアス。写真2枚からかいているそうで、不思議な視点です。公式ホームページに角田光代さんが短い小説を書いていますがこの画家の作品、どれも意味深げで物語性があります。

image3.jpg 20歳の自画像 1907 フランス芸術家協会で章をもらったそうです。
ちょっと神経質だけど知的そうな印象です。

image4.jpg貞節なシュザンヌ 1922 意味深な題名がついています。娼婦の絵ですが、旧約聖書の貞節な妻スザンナが老人たちに水浴をのぞかれてしまう「スザンナと長老たち」のパロディーだそうです。

image2.jpgそして版画 お金〈(アンティミテ)1898 アンティミテとは男女の親密な関係を描いた作品群です。心の機微が表れているいろいろな意味にとれる作品です。
版画とか一見かわいいのですが、皮肉で思想的で、謎が多くておもしろかったです。
他には裸婦像も良かったです。内面は外に見せるべきではないと考えていたようです。疑似肖像画の女性もたくさん書いています。


ぼく.jpg最後はボクです。おもちゃ持ってきました。遊んでくださーいって言っています。

10000niceありがとうございます。
あしあと(81) 
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デュフィ展 [アート]

image3.jpgこのあいだデュフィ展@Bunkamura 25周年特別企画  絵筆が奏でる色彩のメロディー に行ってきました。ブログでもちらほら拝見してぜひ行きたいと思っていたのでした。ラウル・デュフィ(1877-1953)はフランスで活躍した画家。色も線も自由で楽しくなる作品ばかりでした。 
左はクロード・ドビュッシーへのオマージュ 1952 油彩

image.jpgテキスタイルも手がけていたのですね、知りませんでした。そこで、色が線をはみ出ていたりするおもしろさみたいなものも学んだみたいです。あと、木版画もあってそれもおもしろかったです。
左は たちあおい  ビアンキーニ=フェリエ社のテキスタイル シルクにプリント1918

image2.jpg個人的にはこの作品が一番気に入りました。いろいろな青。部屋の中から広がる世界。すてきでした。
左は ニースの窓辺 1928 油彩

あしあと(64) 
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ジャン・フォートリエ展 [アート]

image.jpgジャン・フォートリエ展@東京ステーションギャラリーに行ってきました。駅内の赤レンガがきれいな小さな美術館です。ジャン・フォートリエ(1898-1964)はアンフォルメルの一人として有名ですが本格的な回顧展ということでした。有名は人質シリーズは左の大原美術館の作品を前にも見たことがあるのですが、フォートリエ自身が第二次世界大戦中にレジスタンス運動に参加して拘禁された経験から虐殺された人々を慎んで作られた作品と知ってドッキリしました。頭部がなかったりいろいろな作品があるのですが、作風から悲劇がオブラートにつつまれいるかんじです。
左の作品がやはり一番いいです。 人質 1944 大原美術館

image2.jpg年代をかさねるにつれ具象からだんだん抽象になっていった感じですが、色がきれいで、裸婦像もポワーンと書いてあって私は気に入りました。具象も静物画できにいったものがいくつかありました。 林檎 1940-41 個人蔵

image3.jpg難しいことはわかりませんが、左のような作品も好きでした。 黒の青1953 個人蔵

 140615_103555.jpgちょっと前の写真アジサイです。関東では6月5日ごろ、梅雨入り、この季節はほんといやな季節だなあ。でもアジサイはきれい 、もう終わり近いですけれど。こちらはうちに昔からあるガクアジサイ。

140615_103633.jpgそしてこちらはヤマアジサイ。ちょっと小ぶりで葉が長いのだけど、写真にとるとほんとに似てしまう~。

P1500282.jpgそしてちょっと後の写真もう7月ですね。満開のアガパンサス

P1500283.jpgこれは千日紅とベロニカです。

140521_121407.jpgそして最後はボクです。

あしあと(70) 
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