こんにちは。きてくださってありがとうございます^^。
天翔る 生きるぼくら [本]
最近、たまたま読んだ2冊が両方とも成長ものでした。その記録です。
天翔る 村山由佳
学校でいじめにあい、通えなくなった11歳の少女まりもは、近くに住む看護婦の貴子に牧場に誘われます。そこで、馬と出会い、馬と触れ合うことで成長していきます。牧場主の志渡、看護婦の貴子、まりも、それぞれに心に傷を負っていますが少しずつ克服していきます。エンデュラスという乗馬耐久競技については知りませんでしたが、馬に詳しい村山由佳さんの描く世界はなかなか臨場感があります。彼女の作品を読むのは初めてでしたが、なかなかのストーリーテラーだなあと思いました。ちょっと予定調和的すぎる感はありましたが、力をもらいました。
生きるぼくら 原田マハ
いじめでひきこもりになってしまった麻生人生は、いろいろな経緯を経て蓼科で一人暮らしをする祖母中村真麻と対人恐怖症の中村つぼみと一緒に生活することに。そして、祖母のまもってきた田んぼをつくることで、いろいろな人に囲まれて、自分を取り戻していきます。同時に食べ物の大切さが身に染みる物語でした。「生きるぼくら」とはとても気持ちのこもった言葉です。原田マハさんの本も初めて読みましたが、絵画にも造詣が深いようですね。その辺も興味深いところです。
庭の花。まずアメジストセージ。だいぶ前から咲いているけれど、お花のふわふわした感じが好きです。
真夏は暑すぎてお花が元気なかったのですが、今花がきれいに咲いています。ペチュニアです。
コスモス見ると秋を感じますね。
最後にワンです。寝ています。
天翔る 村山由佳
学校でいじめにあい、通えなくなった11歳の少女まりもは、近くに住む看護婦の貴子に牧場に誘われます。そこで、馬と出会い、馬と触れ合うことで成長していきます。牧場主の志渡、看護婦の貴子、まりも、それぞれに心に傷を負っていますが少しずつ克服していきます。エンデュラスという乗馬耐久競技については知りませんでしたが、馬に詳しい村山由佳さんの描く世界はなかなか臨場感があります。彼女の作品を読むのは初めてでしたが、なかなかのストーリーテラーだなあと思いました。ちょっと予定調和的すぎる感はありましたが、力をもらいました。
生きるぼくら 原田マハ
いじめでひきこもりになってしまった麻生人生は、いろいろな経緯を経て蓼科で一人暮らしをする祖母中村真麻と対人恐怖症の中村つぼみと一緒に生活することに。そして、祖母のまもってきた田んぼをつくることで、いろいろな人に囲まれて、自分を取り戻していきます。同時に食べ物の大切さが身に染みる物語でした。「生きるぼくら」とはとても気持ちのこもった言葉です。原田マハさんの本も初めて読みましたが、絵画にも造詣が深いようですね。その辺も興味深いところです。
庭の花。まずアメジストセージ。だいぶ前から咲いているけれど、お花のふわふわした感じが好きです。
真夏は暑すぎてお花が元気なかったのですが、今花がきれいに咲いています。ペチュニアです。
コスモス見ると秋を感じますね。
最後にワンです。寝ています。
火花 [本]
今日から連休!今日は彼岸の入りということでお参りにいってきました。何度行っても迷子になりそうな、多磨霊園。
散歩してるワンちゃんと時々出会って、緑が多いところ散歩できていいなあと思うのでした。
さて、今日読んだ本、火花、又吉直樹さんの芥川賞受賞作。
売れない芸人徳永は4歳年上の神谷先輩を師として仰ぎます。
はたから見るとなんで、この先輩になぜそんなにあこがれるのだろうと思うのだけれど、2人のお笑いの哲学についての掛け合いがおもしろかったです。自己表現についてとか、才能についてとかお笑いだけの話ではない不変的な問題だよなあと思いました。
純文学でお笑いについて語るというというところに新しさを感じました。
意外と語彙多く、時々たどたどしい所もあるけれどなかなか完成度高いと思いました。
賛否両論あるとおもいますが、私は面白かったです。
今日はワン、シャンプーしました。いいにおい。シャンプーのあとはおおはしゃぎですが、その後はお天気には恵まれた一日だったので、暑いので平べったくなって寝ています~。
散歩してるワンちゃんと時々出会って、緑が多いところ散歩できていいなあと思うのでした。
さて、今日読んだ本、火花、又吉直樹さんの芥川賞受賞作。
売れない芸人徳永は4歳年上の神谷先輩を師として仰ぎます。
はたから見るとなんで、この先輩になぜそんなにあこがれるのだろうと思うのだけれど、2人のお笑いの哲学についての掛け合いがおもしろかったです。自己表現についてとか、才能についてとかお笑いだけの話ではない不変的な問題だよなあと思いました。
純文学でお笑いについて語るというというところに新しさを感じました。
意外と語彙多く、時々たどたどしい所もあるけれどなかなか完成度高いと思いました。
賛否両論あるとおもいますが、私は面白かったです。
今日はワン、シャンプーしました。いいにおい。シャンプーのあとはおおはしゃぎですが、その後はお天気には恵まれた一日だったので、暑いので平べったくなって寝ています~。
昭和の犬 [本]
姫野カオルコさんの直木賞受賞作です。
独特の文章、独特の世界の作品です。途中から作品に夢中になりました。
犬が主人公の話ではありません。
昭和に生きる柏木イクの半生を描いた作品です。
副題パースペクティブ、その頃をみるのに、視点を今いるところにひけば掴めるということ、なるほどです。
昭和33年生まれの柏木イクは、いろいろな人にあずけられ、
途中から両親に育てられます。両親は理不尽なものの言い方をする人でした。
父は犬を扱う才はあり、父の影響で、いつも犬のいる生活をしていました。
イクはいろいろ考えながらも淡々と生きていきます。
大学に進学するために上京し、よその家の借間にすむようになると他の家の事情も知ります。
49歳になると介護で東京都と滋賀をいったりきたりです。
イクは決して恵まれてそだったわけではないのです。そして激動の時代です。
でも自分の育った環境も自分で整理して受け入れています。そして老犬をなでながら、
「今日まで、私の人生は恵まれていました。」といいます。
ほっこり心が暖まりました。
いつも何かしらそばにいた犬の存在が心の支えになっていたのかなと思います。
時代とともに飼い主と犬との距離感の違いが感じられました。
イクっていう名前についても最後に謎がとかれていて、おもしろかったです。
独特の文章、独特の世界の作品です。途中から作品に夢中になりました。
犬が主人公の話ではありません。
昭和に生きる柏木イクの半生を描いた作品です。
副題パースペクティブ、その頃をみるのに、視点を今いるところにひけば掴めるということ、なるほどです。
昭和33年生まれの柏木イクは、いろいろな人にあずけられ、
途中から両親に育てられます。両親は理不尽なものの言い方をする人でした。
父は犬を扱う才はあり、父の影響で、いつも犬のいる生活をしていました。
イクはいろいろ考えながらも淡々と生きていきます。
大学に進学するために上京し、よその家の借間にすむようになると他の家の事情も知ります。
49歳になると介護で東京都と滋賀をいったりきたりです。
イクは決して恵まれてそだったわけではないのです。そして激動の時代です。
でも自分の育った環境も自分で整理して受け入れています。そして老犬をなでながら、
「今日まで、私の人生は恵まれていました。」といいます。
ほっこり心が暖まりました。
いつも何かしらそばにいた犬の存在が心の支えになっていたのかなと思います。
時代とともに飼い主と犬との距離感の違いが感じられました。
イクっていう名前についても最後に謎がとかれていて、おもしろかったです。