SSブログ
こんにちは。きてくださってありがとうございます^^。

レオナール・フジタ展 [アート]

image.jpgレオナールフジタ展 ポーラコレクションを中心に@Bunkamuraザ・ミュージアムに行ってきました。ポスターにもなっている左は
自画像1929 針仕事をしているフジタの自画像です。フジタは手仕事はなんでもやり、器用だったみたいです。

image3.jpg左は 座る女性と猫 1923
フジタの乳白色の時代の中で気に入った一枚でした。乳白色の肌、面相筆、墨で描いた線、そして猫がいいです。

土門拳の写真があり、フジタの若いころの作成風景をとっているのですが、乳白色にはシッカロールが使われていたことなどもしっかり写っています。
フジタは写真の被写体としても絵になります。

image2.jpgポスターにもなっている左は 誕生日 1958
お誕生会日で食卓を囲む子供たちが描かれています。
よく見るとそれぞれがあっちむきこっちむき個性的。窓にも子供がのぞいています。フランスの個人主義なところをあらわしているとも。

image5.jpgポーラ美術館所蔵の15平方センチの小さな作品群、小さな職人たちはとても印象的でした。フジタ晩年の作品群です。この展覧会には90枚ほどありました。パリで働く職人たちへのフジタの暖かいまなざしが感じられました。椅子職人、刃物とぎ、スミレ売りなどの路上の人々など真剣に仕事する姿を子供に見立てて書いています。皆必死の表情です。細部もしっかり描かれています。左は床屋 1958 

フジタは激動の時代波乱万丈な人生を送りましたが、新たな一面をみたような展覧会でした。


あと印象に残った作品をメモ。

巴里城門 1914 フジタはこの作品に自信があったようです。フランスに渡った次の年に描かれた作品。貧困で手放したそうですがのちに、この作品と再会し買い戻して生涯大切にしたそう。

姉妹 1950 少女が二人、ベッドの上でクロワッサンとカフェオレの朝食をとっています。額が八角形で自分で作ったものだったようです。(今はレプリカですが写真が土門拳のもののなかにあります。)

私たちの家 1948   ミニチュアの室内マケットです。最後の妻、君代夫人との理想の家をつくったようです。細部まで丁寧です。

十字架 1966  フジタは1955年にフランス国籍を取得し日本国籍を抹消。1959年にカトリックの洗礼をうけレオナールになりました。
十字架は表が子供のキリスト、裏が洗礼を受けるキリストの金属板が木に立っています。君代夫人はなくなるまでこの十字架に毎日祈りを捧げていたといいます。


あしあと(82) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

ご訪問ありがとうございます♪♪♪82

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。