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北海道 その2 小樽 [旅]

130814_101337.jpg小樽に来ました。
手宮線跡地
1880年に小樽・手宮~札幌間で開通し、昭和60年廃線となった北海道で初めて敷かれた鉄道(旧国鉄)の跡地。小樽は江戸時代に流通の手段として活躍した北前船の寄港地からはじまって、港町として明治維新以後大きく発展。手宮線で内陸で産出した石炭を日本各地へ運び近代化に貢献。さらに1905年北緯50度以南が日本の領土になると樺太、一次大戦後は満洲、ヨーロッパへの航路も広がりました。後で写真が出てくる小樽運河が完成した当時が全盛期。

130814_105007.jpg小樽運河が開通するとともに本州資本の銀行や商社、海運会社などの進出が相次ぎます。北のウォール街と呼ばれるエリアがあります。その建物群は、撤退した今も残されているが、一流建築家たちが当時の最新の技術で建てたもの。東京駅を建てたことでも有名な辰野金吾の建てた日銀旧小樽支店へ行こうと思ったら休館日。そこで今回は重要文化財、旧日本郵船小樽支店へ入ってみました。辰野の同期生佐立七次郎がたてています。近代ヨーロッパ復興様式、石造2階建築。明治37年着工39年落成。


130814_103905.jpg左は旧日本郵船小樽支店内部の写真。貴賓室、会議室、階段の手すりからどれも立派なものでした。暖房は地下にボイラー室を設け蒸気暖房ということ。窓は2重になっていました。


130814_110829.jpgにしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)にもいきました。国の登録有形文化財です。青山家は祝津の3大網本とうたわれた、青山政吉の別荘。にしん漁で巨万の富を得て、大正6年から6年余りの歳月をかけて作られました。北前船で運ばれた素材、春慶塗、各部屋の襖絵や書は当時の一流の画家や書家のもの。また、お金を貸してはお金の代わりに美術品が返ってきたというものもあるということ。美術品の保存状態はあまりよくないけれど、迷路のような家全体、美術品の数々でおもしろかったです。


130814_120528.jpg小樽運河 1923年に完成し、1986年に整備完了した運河。水路に沿って石造りの倉庫が並びます。運河沿いが石畳の散策路になってます。 


130814_121822.jpg北一ホール 灯油ランプだけの明かりのカフェです。そばにガラス細工のお店もあります。北一ガラスは1901年創業の浅原硝子が前身。はじめ石油ランプを製造。のちにニシン漁のブイをつくるようになって業績をのばしました。しかしプラスチックの代替え品が開発され1980年代一時斜陽化。その後観光客向けにガラス細工を販売することで、業績が回復。北一番のお店ということで北一ガラスとつけたそう。


130814_143352.jpg帰りの電車から見た海


130817_102642.jpg小樽で買ってきたガラス細工。made in japanです♪

あしあと(58) 
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